RSPを使用したLC回路の同調周波数の測定方法
使用機材:
■RSP受信機(RSP1A/RSP2/RSP2pro/RSPduo)、SAS Spectrum Analyzer V0.9A
■ING-SRC ノイズ発生器
■DUT測定用治具
接 続
下記の図に従い、各機材を接続します。ING-SRCの電源は、できるだけDC 5Vをご使用願います。
治具回路
下図の回路を使用します。
本例では、
C= 100pF 定格
L= 1uH 定格
を使用しました。予定共振周波数は 15,915 kHzとなります。
測定手順
1.接続が完了後、SAS Spectrum Analyzerを起動します。
Lの実測値
f=1/2π√LC の共振式に当てはめると、
1÷ 2π√0.00000091173*0.00000000010037 ≒ 16,637kHz
およそ7kHzの差がありますが、治具等の浮遊容量等を考慮すると、かなり近い数値になっています。
以上で、LC共振回路の測定が可能です。
又、誤差が少ない高精度コンデンサーがあると、未知のコイルと組み合わせて測定することにより、コイルのインダクタンスを知ることができます。
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