Mini-Whipをアース無しで使用した実験
  
実験日時:  2014年5月4日 14時〜14時30分頃
実験場所:  東京都台東区  5階建てビルの屋上 (約15m)
    
  実験高さ: 約17.5m (屋上より、約2.5mのポールで持ち上げる)
  
  送信局: 135.8kHzのCWビーコン (JP1ODJ局 - 約43km北西)
  
  
  使 用 機 材
1.アンテナ - Mini-Whip (乾電池駆動の受信機より電源供給)
2.
受信機 - IDC-136II-KIT 2200m帯用ソフトウエアI/F DC受信機 (4.7mHのインダクターでMini-Whipに電源供給)
3.ブルーツース送受信機
4.ノートパソコン + USBサウンドデバイス 

  比較用基準データ
  Tokyo Grabber で常時使用している機材によるCW Beaconプロット
  Mini-Whip 約 17.5mH (屋上から約 2.5m)  + IDC-136II-KIT  室内引き込みポイントでアース有り 1.5D2V 約10m使用。
 ピークで S/N比が約 20dB取れています。 赤=ノイズフロア   緑=CW Beacon @135.8kHz
ピークで S/N比が約 20dB取れています。 赤=ノイズフロア   緑=CW Beacon @135.8kHz
ブルーツース送受信機によるMini-Whipにアース(カウンターポイズ!?)が無い構成での受信結果
  (時間は、設定忘れでUTCになっております。)
  
  
  1) この区間は、約5mの1.5D2Vで、Mini-WhipとIDC-136II-KITを直接接続し、IDC-136II-KITとUSBデバイスはオーディオケーブルで直結しています。
    Tokyo Grabber とほぼ同じ S/Nが得られています。(ノイズフロアーの乱れは、ポールを手で持って居たので完全に静止ができない為。)
    アースはしておりません。
  
  
  
  以降の区間では、IDC-136II-KITとUSBデバイスをブルーツース送受信機で接続しています。
  2) この区間は、Mini-WhipとIDC-136II-KITは、5mの1.5D2Vで接続。IDC-136II-KITとUSBサウンドデバイス間は、ブルーツース接続。
  
  
  
  3),4)、5)は、常設Mini-Whipとの結合状態を調べる目的で行いました。
  3)  この区間は、Mini-WhipとIDC-136II-KITは約40cmの1.5D2Vで接続。IDC-136II-KITとUSBサウンドデバイス間は、ブルーツース接続。
 
     
常設 Tokyo Grabber用 Mini-Whipと比較用Mini-Whip との距離は 約1m。

4)   3)と同じ構成。 但し Mini-Whip間の距離は約3m。

5) 3)と同じ構成。 但し Mini-Whip間の距離は約5m。
 
  
推   論
通常の使用環境では、同軸ケーブルを最低でも5m程度は使用しますので、アースが無くてもIDC-136II-KITとMimi-Whip
の組み合わせは実用的な
レベルだと思われます。
但し、集合住宅等の場合、屋内に引き込むポイントでアースをしないと
ノイズレベルが非常に高い場合がありますので、できるだけアースをとることが望ましいと思われます。アース有り無しの
比較実験はこちらのリンクに検証があります。「アースの重要性」
http://icas.to/lineup/mini-whip.htm
謝  辞
JP1ODJ局: ビーコンの連続送信有難うございました。