RSP1用SDRuno日本語ユーザーズマニュアル
(Version 1.11 - 2016年12月3日時点)
Prepared by ICAS Enterprises
RX Control
MAINウィンドウのRXをクリックするとRX CONTROLウィンドウが開きます。
VRX番号表示 0-00の意味:
最初の0は、起動されたSDRunoソフトの順番、00はインスタンス #0におけるVRXの
番号、すなわち VRX #0 を表します。
インスタンス#1(2番目に起動したSDRuno)上の、VRX #2 (3番目に起動したVRX)の例:
SETT.
クリックすると、下記ウィンドウが開きます。隠れているタブは右上の左右横向きの三角で
表示させます。
●AGC (ソフトウェア側のAGC)
クリックすると、下記画面になります。
Att: アタックタイム
Hold Fast-MED-SLOW: 後述のAGC - OFF - SLOW - MED - MED用プリセット。
Rel: リリースタイム
AGCに関しまして詳しく無い場合は、初期値のままご使用ください。
●OUT
クリックすると、下記画面になります。
WME Output Device: SDRunoオーディオ出力の接続先をプルダウンメニューより指定します。
Output Routing: オーディオ出力のルーティングを設定します。LEFT=左チャンネル、RIGHT=右チャンネル、Both=両チャンネル
Lock Output Fractional Resampler: アウトプットリサンプラーを無効にします。
●SAM/HP (SAM用PLL AGC)
クリックすると、下記画面になります。
PLL AGC: 左右にドラッグして、SAM(同期検波)用PLL AGCのリリースタイムを設定します。
PLL T.C. - FAST-SLOW: PLLの時定数を、FAST又はSLOWに設定します。
FILTER BW +/- Hz: フィルター帯域を入力します。
HP Filter FC: ハイパスフィルターのカットオフ周波数を入力します。
●RDS
日本国内では使用しません。
●CAT
クリックすると下記画面になります。
COM Device: CAT接続するCOMポートをドロップダウンリストより選択します。
Baud Rate: CATのボーレートをドロップダウンリストより選択します。
ENABLE & CONNECT: チェックすると、CAT機能を有効にし、接続開始します。
RX MODE CTRL: 受信時のモードも同期させます。
●ORIG
クリックすると下記画面になります。
RIG1/RIG2: 接続対象のリグを選択します。
SYNC VRX --> RIG: バーチャルRXを外部トランシーバーへ同期させます。
SYNC RIG -- > 外部トランシーバーをバーチャルRXへ同期させます。
SYNC CENTER FREQ. (LO): LO周波数に同期させます。
SYNCH RX MODE: 受信モードも同期させます。
●MISC
クリックすると下記画面になります。
SELECTIVITY FILTER TAPS: 選択性フィルターのタップ数を指定します。
S-METER HOLD IN PK MODE: Sメーターをピークホールドモードにします。
VRX BACKGROUND COLOUR: バーチャルRXのバックグランドカラーをドロップダウンリストより選択します。
●CAL
クリックすると下記画面になります。
1.受信モードをSAMにします。
2. 受信周波数を周波数基準局もしくは高精度SGの周波数にセットします。
3. [AUTO CAL]ボタンをクリックします。
これで自動的にRSP2の周波数が基準周波数に校正されました。
RDSW
日本では使用しません。
EXW
クリックすると下記EX CONTROLウィンドウが開きます。
BW: ノッチフィルターの帯域幅を設定します。
FREQ: ノッチフィルターの中心周波数をHz単位で設定します。
N1-N4: 後述のNCH1-NCH4(ノッチフィルター)に相当します。
AM SOFT FILTER: 「SOFT」ボタンをクリックするとAMソフトフィルターが有効になります。
FC: AMソフトフィルターのカットオフ周波数を指定します。マウスホイールで変更します。
AGC: 左右にスライドすることによりAGCの閾値を調整します。
NB: 左右にスライドすることによりノイズブランカーの閾値を調整します。
NR: 左右にスライドすることによりノイズリダクションの閾値を調整します。
CWPK: 左右にスライドすることによりCWPK(CWのピークに自動同調する機能)の閾値を調整します。
FM: 「DEEM」ボタンをクリックすると、ディエンファシス機能が有効になります。
50uS / 75uS: DEEMが有効の場合どちらかに設定します。50uSは米国以外の地域、75uSは米国地域用です。「OFF」ボタンをクリックして有効な状態にした場合、DEEMボタンが有効になっていたとしても機能しません。
AFC: 「AFC」ボタンをクリックすると自動周波数同調機能が有効になります。
MONO: クリックするとモノラル受信モードになります。
FMS-NR(ボタン): クリックするとFMステレオ用ノイズリダクションが有効になります。
FMS-NR(スライドバー):左右にスライドすることによりFMS-NRの閾値を調整します。
PDBPF: クリックするとピュアデータバンドパスフィルターが有効になります。「LC」で低域カットオフ周波数を、「HC」で広域カットオフ周波数を設定します。マウスホイールで設定します。
RSYN1
クリックすると、Omni-RigのRig1と同期を開始します。
MCTR
クリックすると、メモリースロットがこのVRXに適用されます。
TCTR
クリックすると、TMATEと連動されます。
周波数チューニング
マウスのカーソルを必要な桁上にもっていき、マウスホイールで周波数を上下に調整
します。又、
左クリックすると、一旦0になりますので、キーボードから直接周波数を
打ち込むことも可能です。
入力終了後 Enter キーで周波数を確定させてください。
周波数ステップの設定:
桁の範囲外にカーソルを移動してホイールを回転すると、事前に設定した周波数ステップ
で周波数を変更することが可能です。上記のエリア内で右クリックすると、下記ドロップダウン
リストが表示されますので、適切なステップ値の上で右クリックすると、ステップが確定されます。
MODE
AM、SAM(同期検波)、FM、CW、DSB、LSB、USB、DGITALから、必要なモードを
指定してください。
FM MODE
NFM: ナローFM
MFM: ミディアムFM
WFM: ワイドFM (モノラル)
SWFM: スーパーワイドFM (ステレオ) 日本でのFM放送受信向き
CW OP
CWPK: クリックすると、CWピークフィルターがONになります。
ZAP: クリックすると、周波数がずれているCW信号に瞬間的に同調します。
CWAFC: クリックすると、周波数がずれているCWに自動的に同調します。
FILTER
受信フィルター帯域を設定します。
NR
クリックするとノイズリダクションがONになります。
NOTCH
NCH1:
クリックすると、バックが白に反転します。
AUX SPウィンドウを開き、キーボードのSHIFTキーを押しながら、ノッチを適用したい
周波数にマウスカーソルを合わせ、
左クリックします。指定した周波数にノッチ#1が
設定されます。
NCH2:
クリックすると、バックが白に反転します。
AUX SPウィンドウを開き、キーボードのSHIFTキーを押しながら、ノッチを適用したい
周波数にマウスカーソルを合わせ、 右クリックします。指定した周波数にノッチ#2が
設定されます。
NCH3:
クリックすると、バックが白に反転します。
2000Hzにノッチが設定されます。(前述のEX CONTROLウィンドウで指定された値に固定)
NCH4:
クリックすると、バックが白に反転します。
2500Hzにノッチが設定されます。(前述のEX CONTROLウィンドウで指定された値に固定)
NCHL
クリックすると、ノッチロックがかかり、同調周波数の増減に合わせてノッチ周波数も移動します。
NB(ノイズブランカー)
左クリックすると、有効になった項目の背景が白に反転します。
NBW: ノイズブランカー ワイド帯域モード
NBN: ノイズブランカー ナロー帯域モード
NBOFF: ノイズブランカー OFF
VFO - QM (クイックメモリー)
VFO A: クリックすると、VFO Aが有効になります。
VFO B: クリックすると、VFO Bが有効になります。
QMS: クイックメモリー保存 - 一時的にメモリーに保存します。
QMR:
クイックメモリー呼び出し - 一時メモリーを呼び出します。
A > B: VFO Aの値をVFO Bにコピーします。
B > A: VFO Bの値をVFO Aにコピーします。
SQLC
SQLCボタンをクリックすると、背景が白になりスケルチ機能がONになります。
スレッショルドレベルを設定するには、右側の緑色のバー上にマウスカーソル
を合わせマウスホイールを回転させるか、左クリックしたまま左右にドラッグします。
MUTE
MUTEボタンをクリックすると、背景が白になり音声がミュートされます。
音声ボリュームを調整するには、右側のオレンジバー上にマウスカーソル
を合わせマウスホイールを回転させるか、左クリックしたまま左右にドラッグします。
AGC (ソフトウェア)
OFF、FAST、MED、SLOWから選択します。
Sメータ
通常のSメーターです。校正済みなので、正確なS表示を実現しています。
なお、Sメーター上で左クリックすると、FMセンターメーターになります。
Sメーターに戻すにはもう一度左クリックしてください。
Sメータモード切り替え
左クリックで切り替えます。
RMS: RMSモード
PEAK: ピークモード(背景が白に反転します)
バンド切り替えボタン
何れかをクリックすると、そのバンドエッジに自動的に周波数が移動します。
Clear
周波数表示窓でキーボードから入力した周波数をクリアしたい場合にクリック
します。周波数は、入力前の周波数に戻ります。
Enter
周波数表示窓で入力した周波数を確定する場合、キーボードのEnterキーと
同様に、Enterボタンをクリックすると、周波数が確定されます。
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