RSP1A用SDRuno日本語ユーザーズマニュアル 
(Version 1.22 - 2018年11月13日時点)

                      Prepared by ICAS Enterprises

操作方法
MAIN
ウィンドウ
MAIN SP
ウィンドウ

AUX SP
ウィンドウ
RX Control
ウィンドウ
CAT

MAINウィンドウ

SDRunoを起動すると、最初に上記画面が表示されます。SDRunoのコントロールセンターです。

主要ウィンドウを開く

ARX: クリックするとRX Controlウィンドウが開きます。
BSP1: クリックすると MAIN SPウィンドウが開きます。
CSP2: クリックするとAUX SPウィンドウが開きます。


SETT.

このボタンをクリックすると、下記の窓が開きます。

INPUT

WME Input Device及びASIO Driverに関しましては、RSP2以外のサウンドカードベースのSDR受信機を使用する場合の設定用 ですので、本説明ガイドでは、説明を省略致します。

●Input Level Display
ドロップダウンで表示形式を選択します。
■Gain Reductionは、以前のRSP1で使用していたゲインリダクション方式です。
■Gainは、通常の受信機と同様なゲイン表示になります。

●IF Mode
Zero IF又はLow IFを選択します。

●IF AGC
チェックを入れると、IF(ハード) AGCが使用できます。
チェックを外すと、ゲイン調整スライドバーが表示されますので、適切な位置に調整します。



CAL

●EXTERNAL FRONT END GAIN
RSP2とSDRunoを使用した場合、Sメーターは校正済みなので、プリアンプを使用する場合や、同軸のロスを考慮する場合に値を補正するた為の項目です。

●CRYSTAL CALIBRATION
基準電波又は高精度SGを用いて発振子の誤差を調整します。

●TUNER IF AGC SETPOINT
AGCをONにした場合の、ゲインリダクションの基準値を設定します。

●LO PLAN FREQUENCY
RSP2は、使用する周波数によってはLO周波数の影響で受信性能が落ちる帯域があります。通常はAUTOでかまいませんが、場合によっては 120、144、168MHzを選択することにより、V/UHF帯域では受信性能が上がる場合がございます。


OFFSET

外部コンバーター使用時のオフセット周波数をセットします。4つまで記憶させておくことが可能です。 使用するオフセットボタンをクリックすると、オフセットが有効になります。通常は使用しませんので、「NONE」にしてください。
「CONV LO > Fin MODE」は、アップコンバーター等でLOが受信周波数より高い場合、出力スペクトラムが反転しますので、「INV」にチェックを入れてください。 その場合、I/Qも反転しないといけませんので、 Mainウインドウ->OPT->Swap I and Q Channels - (後述)で、I/Qを反転してください。

TMATE

.
TMATEコントローラー用の設定です。 (詳細に関しましては、本マニュアルでは割愛させて頂きます。)

ORIG


CAT制御に関する画面です。詳細に関しましては、CATを参照願います。


MISC


●IARU REGION 1 S-METER STANDARD
IARU Region 1 Sメーター基準にそって、Sメーターが校正されます。 通常は、チェックを入れた状態でご使用ください。 S9=50μV

●REVERSE MOUSE WHEEL
RX CONTROLにおいて、マウスホイールで周波数等を上下させる場合、チェックを入れると回転が反転します。

●SHOW UTC TIME
チェックすると、UTC時間が表示されます。

●MULTI VRX WAVE FILE MODE
SDRunoは、I/Qファイル再生と同時にVRXで受信することが可能です。 敢えてVRX #0だけ使用する場合は、チェックを外してください。

●WAVE FILE MAX RECORD LEN
I/Q録音時のファイルサイズです。64MB〜 4096MBまでの任意のサイズに設定可能です。

●WAV FILE ENCRYPTION CODE
I/Qファイルのエンクリプションコードです。通常は0000でご使用ください。


MA


このボタンがチェックされていると、開いている窓のどれかを最小化した場合、残りの窓も最小化してくれます。又、最小化されている窓のどれかを開いた場合、残りの窓も同時に開いてくれます。
チェックを外すと、それぞれの窓は、通常のウィンドウズの窓と同じ動作をします。

インスタンス番号 (#)


"0"と表示されているのは、何番目に起動したSDRunoかを表示します。もう一つSDRunoを同時に起動している場合、そのインスタンス番号は”1”と表示されます。

OPT


OPTボタンをクリックすると、下記のドロップダウンリストが表示されます。


Select Input
(RSPを使用している場合は、通常は変更の必要はございません。)

ドロップダウンから、ハード入力デバイスの選択します。WAVファイルの場合は、「WAV file...」を、RSPの場合は「SDRplay RSP」を(初期値)、インプットミキサーの場合は、「Open Input Mixer..」を選択してください。

High Process Priority
Normal Process Priority


SDRunoのCPU使用率を設定します。PCに余裕があり、高性能な場合は、Highにチェックを入れると、SDRunoの処理速度が向上します。

WMME 16 bit drivers

ASIOドライバーが使用可能の場合は、選択可能ですが、RSPを使用時には、RSP動作に関係しない項目です。

Mode

下記の何れかを選択します。
●Left Ch. only - 左チャンネルのみ
●Right Ch. only - 右チャンネルのみ
●Both Channels added - 左右混合
●I(Left) / Q(RIGHT)
RSPでは、殆ど意味がございませんので、通常は 「I(Left) / Q(Right)」のまま使用します。

Swap I and Q channels

アップコンバーター等を使用する場合、スペクトラムが反転しますので、ここにチェックを入れます。

Channel Skew Calibration...

I/QバランスとLO周波数のスパイクの調整用です。クリックすると下記の画面が表示されます。

通常は、Enable Automatic IQ Correctionにチェックを入れて使用します。自動的にバランスが取れない場合は、チェックを外して下記の画面で調整します。(IQバランスの調整を行ったことがない場合は、手動調整をお奨め
致しません。)



4つのセットが選択できます。(B、2,3,4)
●RAW - 粗調整、Fine - 微調整
●Amplitude - 振幅
●Phase - 位相
●Delay Left, Right - RSP2では使用しません。
●Reset - 初期値に戻します。
●Cancel - 変更をキャンセルします。
●OK - 変更を保存します。
本画面では、手動でI/Qバランスを調整します。最良の値に調整後、4バンク内のどれかに格納後、 OKボタンで保存してください。通常、RSP2で使用する場合は、敢えて調整する必要はございません。

Reset Default Settings

クリックすると、SDRunoをメーカー初期設定に戻します。セーブしたWorkspace等は、すべて消えます。SDRunoの調子が悪い場合にクリックします。又、再インストールした場合も、設定が残っていますので、その場合に初期設定にもどすためにも使用します。

Enable Auto Update Check

チェックを入れると、SDRunoのバージョンアップを自動的に知らせてくれます。


クリックすると、PDF(英語)版ユーザーズマニュアルが開きます。

About

クリックすると、下記画面が現れ、SDRunoの情報が表示されます。(Rel. 1.2の数字は、バージョンアップ毎に更新されます。) 右下の「X」印をクリックすることで閉じることができます。



REC PANEL

「REC PANEL」ボタンをクリックすると、下記画面が開きます。


録音方法

SDRunoのVRXで受信中に 5 の録音ボタンをクリックすると、I/Q録音が開始されます。3 の終了ボタンを押すと、録音が終了します。

再生方法
再生する場合は、OPT->Select Input->Wav file... を選択します。「マイ ドキュメント」 フォルダーを参照し、再生するファイルを選択します。 その後、「REC PANEL」ボタンをクリックすると下記画面になります。

1 の再生ボタンをクリックすると再生が開始されます。2 で一時中断、3 で終了、4 で巻き戻し再生になります。
「File」ボタンをクリックすると、「マイドキュメント」フォルダーが開き、他の録音済みファイルを選択することが出来ます。


尚、RSPでの受信に戻る場合は、OPT->Select Inputで、「Wave file..」.から 「SDRplay RSP」に戻すことをお忘れなく!




BIAS-T
SMAアンテナ端子にDC 4.7V (max. 100mA)を供給します。LNA等に同軸ケーブル経由で電源を供給する場合にクリックします。尚、アクティブアンテナで使用する場合以外はONにしないでください。

SR(MHz)

サンプルレートを選択します。
■Low-IFモード (SETT.->INPUT->IF Modeで指定)
左クリックすると、 2MHzと 8.192MHzを選択するポップアップが表示されます。必要レートを選択してください。
■Zero-IFモード
(SETT.->INPUT->IF Modeで指定)
左クリックすると、 2,3,4,5,6,7,8,9,10MHzの選択ができます。必要レートを選択してください。

DEC
オーバーサンプリングのデシメーション値を選択します。
■Low-IFモード
2又は4を選択可能です。MAIN SPウィンドウの最大表示帯域が2の場合は、SR値の半分に、4の場合は1/4になります。
■Zero-IFモード
1から16まで選択可能。MAIN SPウィンドウでの表示帯域は、SR値の1から1/16までとなります。

MW/FM
中波放送バンド/FM放送バンドからの被りを減らしてくれるノッチフィルターです。中波: 525kHz-1,710kHz, FM: 80-110MHz からの被りが低減できます。(FMは、日本の放送周波数とズレていますので、あまり効き目がないかもしれません。

DAB
DAB放送バンドからの被りを減らしてくれるノッチフィルターです。160-230MHzからの被りが低減できます。


RF Gain Reduction/RF Gain
上下にスライドさせてゲインを調整します。

ADD VRX

PLAYボタンが「PLAY!」表示の時(VRX0 OFFの時)にADD VRXボタンをクリックすると、VRX1(バーチャル受信機 1) が作成されます。

[1 SP1 SP2 RX] 右横のボックスが赤になっていますが、VRX1を有効にするにはここをクリックして緑色にしてください。PLAY!をクリックすると、VRX0とVRX1が同時に使用可能になります。ただし、VRX1の受信帯域はVRX0のLOと SR/DECに制限されます。

DEL VRX
VRXリストの一番最後のVRXを削除します。ただし、VRX0は削除できません。

PLAY!/STOP
一度クリックすると、受信が開始されます。もう一度クリックすると受信が止まります。

MEM PAN
周波数メモリーパネルです。詳細に関しましては後日アップデートします。

Default Workspace
お好みに合わせて配置したSP1/SP2/RX等のウィンドウの位置と大きさを調整後、「Ctrlキー+ Wキー」を同時に押すと、ポップアップが表示されますので、その構成を保存するには、マウスカーソルを保存したいWorkspaceの位置に移動してから左クリックします。


MAINウィンドウ右下で「Default Workspace」の位置で左クリックすると、下記のポップアップが開きます。

記憶させたWorkspaceは、カーソルを合わせ左クリックすることにより呼び出すことが出来ます。名称を変更する場合は、上記赤枠の[Default Workspace]の位置で右クリックすると、変更可能となります。必要な名称を入力後 Enter キーを押して名称を確定してください。

操作方法
MAIN
ウィンドウ
MAIN SP
ウィンドウ

AUX SP
ウィンドウ
RX Control
ウィンドウ
CAT



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