本用例は初心者の方向けであり、実際 より正確な測定を行なう場合は、VNWAソフトウエアのヘルプファイルを参照願います。
用意するもの
１． コネクター付き同軸ケーブル 両端オープン
手順
1. Settings -> Sweep を開きます。
Number of Datapoints = 1000, Sweep Mode = fastに設定します。
次に、VNWAソフトメイン画面上で、Start = 0.01MHz, Span = 599.99MHz に設定します。
その後、マスターキャリブレーション手順に従い、キャリブレーションを行ってください。
2. Treace 1 を S11 dBに、Trace 2 を tim2 dBに設定します。
3.. Settings -> Time Domain -> Trace 2 を開きます。下記画面のように、各項目を設定してください。
Velocity Factor の欄には、測定する同軸ケーブルの速度係数を入力します。不明の場合は、0.66で構いません。
この場合は、RG-174ですので、0.66に設定してあります。
4. FA-VA5のBNCコネクターには、何も接続しないで、[Single Sweep] ボタンをクリックします。
-0.01ns 時に 0dB となり、ほぼFA-VA5 BNCコネクタ先端面で反射が最大となります。
これで、測定準備ができました。
5. Settings -> Time Domain -> Trace 2 をもう一度開きます。
Start Time = 0、Stop Time は、ケーブルの予想長さより多めに設定します。
目安： 1ns = 103mm
6. [Single Sweep] ボタンをクリックすると測定が開始されます。
tim2 dBの最大値時がケーブルの長さに対応します。マーカーで簡単に見つけるには、VNWAソフト画面上で右クリックし、Add Time Marker -> Add Maximum Time Marker で設定します。
ケーブルの長さが 508mm と表示されています。 実際のケーブル長は 約512mm でした。ケーブルの製造時の材質等で短縮率の誤差がでてきます。
===End of Contents===