WXtoIMGとSDRunoをCAT連動により自動受信する方法
WXtoImgをCATでSDRunoと連動させることにより、自動で受信することができます。
本説明は、すでに手動にてSDRunoとWXtoImgを使用されている方向けです。
使用するソフトウェア:
●SDRuno V1.3 (又はV1.22)
●WXtoImg (プロフェッショナルエディション)
●VSPE バーチャル・シリアルポート・エミュレーター
立ち上げる順番で説明します。VSPEは、必ず最初に起動してください。
■VSPEの設定
こちらのインストール方法を参考に、VSPEをダウンロードし、インストールしてください。
http://icas.to/sdrplay/vspe/index.htm
VSPEを起動します。
Create new deviceボタンをクリックします。
下記画面が表示されますので、「Connector」を選択し、「次へ」をクリックします。
下記の画面が表示されます。使用しているPC上で使用していないCOMポート番号を選択してください。
(COM8以下を使用してください。COM9以上では動作しない場合があるようです。)
次の画面が表示されます。指定したConnector/COMnが正しく表示されており、StatusがReady(準備OK)となっていればインストールが完了しています。PCのメイン画面上に表示させていてもかまいませんが、邪魔な場合は右上の□をクリックして、タスクトレイ内に収納してください。
■WXtoImgの設定
WXtoImgのプロフェッショナルエディションがすでにインストールされていることを想定しています。無償バージョンでは動作しませんのでご注意願います。
WXtoImgのメニュータブのOptions->Recoding Optionsを選択してください。下記画面が開きます。
receiver type: Kenwoodをドロップダウンボックスから選択します。
receiver port: 先程VSPEで設定したCOMポートを指定します。
receiver baud rate: 57600を指定します。
「OK」ボタンをクリックしてこの画面を閉じてください。
次に、 File->Recordを開き、「Auto Record」ボタンをクリックすると自動受信モードになります。
自動受信モードの場合は、以下の状態となります。解除するには、Stopをクリックしてください。
■SDRunoの設定
SDRunoを起動します。RX CONTROLパネルのSETT.->CATを開きます。
COM DEVICE: VSPEで設定したCOMポート番号をドロップダウンボックスから指定します。
BAUD RATE: 57600を指定します。
RX MODE CTRL: チェックを入れます。
ENABLE & CONNECT: チェックを入れます。本CAT機能を使用しない場合は、チェックを外してください。
画面下部に「STATUS: CONNECTED」と表示されると、SDRunoとWXtoImgがCATで接続された状態を示しています。
MAINの「Play!」ボタンをクリックして、受信のスタンバイ状態にしてください。
ご注意: モードは、FM、フィルターは、SP2を開きおおよそ、50kHzに調整しておいてください。
実際にCATが動作しているかどうかの確認方法:
WXtoImgのFile->Recordにて、「Manual Test」ボタンをクリックします。自動的にSDRunoのVFO周波数が137,500,000Hzに移動します。(手動で受信する場合は、SDRuno側の”Enable & Connect"のチェックを外して、手動で周波数を設定してください。)
Auto Record時は、開始時間に達するとVFOの周波数が自動的に目的衛星の周波数に移動します。
指定された時間になると、SDRunoのVFO周波数が自動的に設定されます。ドップラーシフトが自動的に補正されます。(場合によっては、固定になりますが、原因はわかりません。WXtoImgの作者とは連絡が取れない状態ですのです。)
録音中は、RECの背景が赤になります。
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