136kHz帯SDR受信機をノートPCで使用する方法

BPF-136-KITを使用することにより、ノートPC内蔵のサウンドデバイスで、
弊社製SDR受信機を使用することが可能です。又、ISDR-136-BPF-BLTも同様に
使用することができます。

ノートPCのMIC入力端子に、ISDR-136-KIT/ISDR-136-BLTを接続した場合のHDSDR表示スペクトラム。
ISDR-136-BPF-BLTのスルースイッチをスルーにした場合も同様です。


100kHzロランの広がりが、イメージとして150kHzを中心に見ることができます。
125kHzが局発ですので、それを中心に上下周波数で受信されたものが、他方の
帯域でも表示されます。DC受信機として動作しています。Line-in入力の場合は
I/Qの位相を変え、イメージをキャンセルしていますので、片側しか見えません。

(局発が130kHzの場合は、160kHzを中心にロランのイメージが見えます。)


上記の状態で、BPF-136-KITを挿入した場合のスペクトラム。
ISDR-136-BPF-BLTのスルースイッチをOFF(BPFがON)にした場合も同様です。


BPFの効き目により、ロランが殆どカットされているのが分かります。137kHzを
中心に盛り上がっているのが実際に受信している帯域となります。又、イメージと
して113kHzを中心に盛り上がりが見られますが、BPFが動作していますので、
実際の受信周波数帯へのイメージは殆どありません。
(局発が130kHzの場合は、123kHzを中心にイメージが見えます。)


HDSDR等のSDRソフトで、ノートPC内蔵デバイスを指定し、MIC入力にチェックを
入れることにより、Line-inを使用した場合と同様に使用することが可能です。
又、Spectrum Lab を使用することにより、SDRソフトを使用せず、単独でグラバー
を運用することが可能です。液晶が老化や破損したノートPCをグラバーに転用する
ことが出来ます。

Sectrum Lab を一から設定する参考例:
http://icas.to/splb/