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Key Technology
IDAS光学フィルターのガラス基板全てが高精度に研磨されています。

IDASフィルターのU・Iと惑星用フィルターを除く全てのガラス基板供給元は山形県のアヒコ・ファイン・テック株式会社です。

ここの工場の両平面研磨機により通常では行わない2度研磨を行います。
(荒摺りを含めると3〜4回)

これにより表面粗さ、面制度とも格別高精度のガラス基板ができあがります。

とくにガラス表面の顕微鏡レベルの細かい傷や欠陥が殆ど無くしあがるので、CCDカメラの撮像時にそれら欠陥が写りこむ事はありません。
多波長バンドパス技術です。

医療用顕微鏡、BIO関連の顕微鏡に使用されているフィルターに採用している技術ですが、従来はその殆どがソフトコーティングによるものでした。

IDASではLPS-P1(初代NRF-JPN)に民生用では世界で初めてMBTを採用し、しかもハードコーティングにより多層コート処理を行いました。
LPS-P1は
2000年度Sky&Telescope "Hot Product" 
を受賞しました。

現在IDAS光学フィルターの多くにMBTを採用していますが更に高耐久エージングレスの右記IGADコーティングとあいまって、より確かな技術としてMBTが定着しました。

MBTを含む全てのIDAS光学フィルターの設計は光学薄膜開発、設計、製造、営業歴20年の弊社IDAS事業部 青沼郁博が行っております。
光通信の分野で早くから採用されてきた装置技術です。

日本では光学薄膜形成装置メーカーの「株式会社シンクロン」がとても素性の良いIGAD仕様(シンクロンではIADと呼んでいます)の装置と技術を提供しています。

天文用途の民生用フィルターとしてはIDASが世界で始めてIGADを採用しました。
使用している装置はもちろんシンクロン製です。

光通信の光学素子はその耐用年数が25年以上であることが要求されます。

このため光学素子である光学薄膜(コート)も当然25年以上の耐用年数を求められます。

従来のアシスト無しでの蒸着で成膜した光通信用の光学薄膜は「温度湿度変化」の影響ににより極短時間内でおこる分光特性の変化(エージングと呼んでいます)が生じ、通信エラーとなります。
またひどい場合には、1年も満たない内に光学薄膜が剥離又はクラックが生じる場合もありました。

エージングの発生理由は主に薄膜内に水分が出入りして薄膜の光路長が変化するものです。また水分の出入りは薄膜の耐久性を低下させます。

このような事をおこきない様にするには、薄膜を形成する金属酸化物に「水が出入りしない」よう高密度に薄膜を形成する必要があります。

高密度に成膜するにはそれなりのエネルギーが必要で、蒸着中にそのエネルギーの助けを借ります。

簡単な説明ですが、具体的にはイオン銃から放出されるイオンを加速させ(イオン推進エンジンと同じようなもので)成膜中の薄膜に叩きつけます。
このエネルギーにより薄膜は分子間がより詰まった高密度な状態になり、その物質が持つ物理強度に限りなく近づきます。
この方式をIGADと呼びます。

現在IDAS光学フィルターの殆どはIGADを採用する方向にしております。
長期間のご利用にも安心してご利用いただけます。


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