RSP受信機からの信号をN1MM Logger+のSpectrum Displayに表示する方法
(2022年10月3日時点)
Prepared by ICAS Enterprises
ご注意:
弊社としましては、ハードウェアの提供のみであり、特定のソフトで動作しない場合のサポートはできかねますので、ソフトウェアのインストール、使用に関しましては、各ユーザー様の自己責任で行ってください。
概 要
RSP受信機(RSP1, 1A, 2, duo, dx)を使用して、N1MM Logger+に信号を表示させる方法を紹介します。 ExtIO.dllを使用しますので、CATの追加設定は不要です。RSPからは音は復調せず、CATでN1MMと連動したトランシーバー側の受信音を使用します。
事前準備
ご使用のRSP受信機が正しく動作しているかどうか事前に確認願います。以下のURLにHDSDRへのインストール方法が説明されていますので、それにしたがってインストール並びに動作確認を行ってください。
http://icas.to/sdrplay/hdsdr/index-hdsdr-allrsps-final.htm
N1MMフォルダーへExtIO.dllをコピー
上述のExtIO.dllインストール時に、HDSDRフォルダーへインストールしたdllファイルをN1MM Logger+のルートフォルダーへコピー願います。
RSP1 - ExtIO_SDRplay_RSP1.dll
RSP2 - ExtIO_SDRplay_RSP2.dll
RSP1A - ExtIO_SDRplay_RSP1A.dll
RSPduo - ExtIO_SDRplay_RSPduo.dll
RSPdx - ExtIO_SDRplay_RSPdx.dll
(使用している機種のDLLだけコピーしてください。それ以外も将来使用するのであればコピーしても構いません。)
N1MM Logger+での設定
N1MM Logger+を起動します。すでにトランシーバーとN1MMはCATで連動していることを確認願います。
Windows -> Spectrum Display をクリックします。
新たにSpectrum Displayが表示されますので、画面上で右クリックしてください。
Spectrum Source -> I/Q via ExtIO dll を選択します。
最初の起動時には下記の様なエラーが表示されますが、いずれもOKをクリックして次の設定に進んでください。
Spectrum Display画面にもどり、右上の[<]印をクリックします。
下記が表示されますので、[I/Q]をクリックしてください。
I/Qのドロップダウンリストから使用しているRSPのdllを選択してください。
Spectrum Display画面は一瞬消えますが、すぐに元の状態に戻り、スペクトラムが表示されます。なお、RSPの各種設定値を調整するには、I/Q設定から [OPEN this SDR's own UI] をクリックします。
各種RSPのDevice Control Panelの詳細は以下の通りです。
http://icas.to/sdrplay/hdsdr/rspduo-extio-hdsdr-2r8.htm RSPduo用
http://icas.to/sdrplay/hdsdr/rspdx-extio-hdsdr-2r8.htm RSPdx用
http://icas.to/sdrplay/hdsdr/rsp2-extio-hdsdr.htm RSP2用
http://icas.to/sdrplay/hdsdr/rsp1a-extio-hdsdr-2r8.htm RSP1A用
Device Controlパネルの調整が終了後、再び [OPEN this SDR's own UI] をクリックすることで、スペクトラム表示が再開されます。ディスプレイ上で認識した信号の上をクリックすることにより、その周波数に瞬時にQSYすることが可能です。
===END===