RP2100でSSBを受信する
RP2100で、SSBを受信する方法をご紹介したいと思います。
アマチュア無線以外にも、例えばAM放送の片側の側波帯にQRM(混信)
がある場合、USB若しくはLSBモードにすることにより、混信から逃れること
が可能です。
必要設備:
1.RP2100
2.DRM-455-12KHzコンバータ
3.ソフトウエア
1.Redsun社のRP2100を用います。
2. 弊社が販売しているDRM-455-12コンバータを使用します。
RP2100のI/F出力とDRM-455-12コンバータをなるべく短く
短く接続します。(長いほどノイズがのってしまいます。)
コンバータの出力をパソコンのオーディオカードのマイク端子又は
Line-in端子に接続します。(できれば、ノイズを減らすために
フェライトコア等を使用すると、SN比が改善され場合もあります。)
他に、455KHz→12KHzコンバータの一例が下記のサイトで紹介されて
います。
http://xoomer.alice.it/i5xww/DRM_nippon.htm
3.下記のサイトからRockyというSDR用受信ソフトをダウンロードして、PCに
インストールします。(Quick startのRocky setup packageをダウンロードしてください)
http://www.dxatlas.com/Rocky/
- インストール後、インストールしたアイコンをダブルクリックしますと、以下の画面が
出てきます。View→Settingsを選択します。
- Audioタグを選択し、Input device及びOutput deviceに使用するサウンドカードを設定します。
- DSPのタグを選択しますと、以下の画面が表示されます。真中の「山」を
中心として、使用する帯域は、次の通りになります。
コンバータの局発が443KHzの場合: 向かって左側の帯域を使用します。(+12KHz)
コンバータの局発が467KHzの場合: 向かって右側の帯域を使用します。(-12KHz)
RP2100が表示している周波数に12KHzを加えた(若しくは引いた)周波数を入力して、
OKをクリックして設定を終えます。
(メインダイヤルが7050KHzになっている場合の設定例)
- 次の画面が表示されます。一番左のON/OFFスイッチをクリックしてONにしてください。
左右にスクロールする画面上にカーソルを持っていき、マウスのスクロールホイールを
回転させるか、左ボタンをクリックしたまま左右にドラッグすることにより周波数がUP/DOWN
します。RP2100のワイド(WIDTH)フィルタ使用時で最大15-16KHzの帯域をカバーすることが
可能です。又、本ソフトの局発設定欄に、12KHz(左帯域使用時の場合)と入力することにより、
RP2100のメインダイヤルで設定している周波数が0KHzとソフト上に表示されますので、実際の
受信周波数は、メインダイヤル表示周波数から表示された差を足し引きすることにより簡単に
知ることが可能です。
(局発が443KHzの場合、真中の「山」からみて、左側の帯域を使用しています。)
- SDRでは、特定の周波数でなく、受信可能なバンド幅全体を録音することが可能です。
DX局の不在ワッチやパイルアップがあった場合のピックアップ周波数の解析等に利用
が可能だと思われます。以下のファイルをダウンロードすることにより、本ソフトウエア
で再現をすることが可能です。RP2100やコンバータが無くても、本ソフトの録音・再生
アイコンの 「Play I/Q from File」からファイルを読み込ませることにより、ある日のある
周波数帯の全域(この場合約15KHz)を再現することが可能です。是非お試しください。
(ZIPファイルですので、一旦解凍後、読み込ませてください。)
ある日の1.8MHz帯 - 467KHz局発 (約14MB) ダウンロード
ある日の7MHz帯 - 443KHz局発 (約7.3MB) ダウンロード
その他、以下のソフトでの動作が確認されています。
http://www.winrad.org/winrad/index.html
http://www.winrad.org/sdradio/index.html
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