DE1103IFでSSBを受信する
DE1103IFで、SSBを受信する方法をご紹介したいと思います。
アマチュア無線以外にも、例えばAM放送の片側の側波帯にQRM(混信)
がある場合、USB若しくはLSBモードにすることにより、混信から逃れること
が可能です。又、帯域を自由に変化させることが可能です。
必要設備:
1.DE1103IF
2.ソフトウエア
下記のサイトからRockyというSDR用受信ソフトをダウンロードして、PCに
インストールします。(Quick startのRocky setup packageをダウンロードしてください)
http://www.dxatlas.com/Rocky/
インストール後、インストールしたアイコンをダブルクリックしますと、以下の画面が
出てきます。View→Settingsを選択します。
Audioタグを選択し、Input device及びOutput deviceに使用するサウンドカードを設定します。
DSPのタグを選択しますと、以下の画面が表示されます。真中の「山」を
中心として、使用する帯域は、次の通りになります。
IFの局発が464kHzの場合: 向かって右側の帯域を使用します。(+14kHz)
(DE1103IFのIF局発は465kHz +/-2kHz)
DE1103IFが表示している周波数に約14KHzを引いた周波数を入力して、
OKをクリックして設定を終えます。(多少局発にズレがありますので、正確に表示させる
為には、近接のAM放送局でズレを把握しておきますと、正しい周波数を表示させること
が可能です。)
(DE1103IFの周波数表示が7076kHzになっている場合の設定例)
次の画面が表示されます。一番左のON/OFFスイッチをクリックしてONにしてください。
左右にスクロールする画面上にカーソルを持っていき、マウスのスクロールホイールを
回転させるか、左ボタンをクリックしたまま左右にドラッグすることにより周波数がUP/DOWN
します。DE1103IFのワイド(WIDE)フィルタ使用時で最大10-11KHzの帯域をカバーすることが
可能です。又、本ソフトの局発設定欄に、9986kHz(右側帯域使用時の場合)と入力することにより、
DE1103IFのメインダイヤルで設定している周波数が10000kHzとソフト上に表示されますので、実際の
受信周波数は、メインダイヤル表示周波数からRockyで表示された差を足し引きすることにより簡単に
知ることが可能です。
「差」は、最初の1を無視してください。9で始まる場合は、10000kHzから表示周波数を引いた値になります。
(DE1103IFの場合、局発が465kHz +/-2kHzですので、通常は真中の「山」からみて、右側の帯域を使用します。)
SDRでは、特定の周波数だけでなく、受信可能なバンド幅全体を録音することが可能です。
DX局の不在ワッチやパイルアップがあった場合のピックアップ周波数の解析等に利用
が可能だと思われます。以下のファイルをダウンロードすることにより、本ソフトウエア
で再現をすることが可能です。本ソフトの録音・再生アイコンの 「Play I/Q from File」から
ファイルを読み込ませることにより、ある日のある周波数帯の全域(この場合約10KHz)を
再現することが可能です。是非お試しください。
(ZIPファイルですので、一旦解凍後、読み込ませてください。)
ある日の1.8MHz帯 - 467KHz局発 (約14MB) ダウンロード
ある日の7MHz帯 - 443KHz局発 (約7.3MB) ダウンロード
その他、以下のソフトでの動作が確認されています。
HDSDR
SDRadio