DE1103 vs DE1103IF - 選択度比較

通常DE1103の選択度は、ナローフィルタを使用しても6KHzぐらいになって
います。 CWにおいては、600Hzセパレーションとして、約10局がQRM無し
に運用できます。(現在の通信型トランシーバですと、200Hzセパレーショ
ン も可能です。)

実際に、7,039KHz近辺に出ている謎の信号(モールスのKとM)をDE1103
で受信してみました。この信号は、約110Hzの間隔で送信されており、
DE1103では、同時にしか聴くことができません。
DE1103で受信したK/Mモールス信号(wavファイル 約2MB)

次にDE1103IF+SDRadioの組み合わせで同じ信号を受信したのが、
以下のファイルです。画像をクリックするとスタートしします。

DE1103IF+SDRadioで受信したK/Mモールス信号(フラッシュ 約4.7MB)
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SDRadioの受信帯域を100Hzぐらいに設定して、各信号を受信すると、他方
の信号は、まったく感じられません。ちなみに帯域を約600Hzに設定すると
2局同時に聴こえます。一世代前の通信型受信機ですと、600HzのCWフィ
ルタを入れても、この間隔での完全分離は結構難しいものでした。

DE1103IFとSDRソフトを組み合わせることで、高級受信機に匹敵する、
若しくはそれ以上の選択度を得ることがいとも簡単に行えます。

*コンテスト等、強力な信号がバンドをマスクするような場合は、弱い信号
がブロックされますので、この場合は通常のDE1103同様に良好な受信は
できませんので、ご了承願います。

 

 

 

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