1200MHz帯4el CQアンテナの放射パターン測定
本用例は初心者の方向けであり、実際 より正確な測定を行なう場合は、VNWAソフトウエアのヘルプ
ファイルを参照願います。
用意するもの
1. UHF帯用ビームアンテナ
2. 小型ローテーター
3. 送信用 UHF帯ダイポール
4.
各アンテナとVNWA3E TX Out/RX In を接続する 同軸ケーブル
ローテーター自作例
-ステッピングモーター
-ステッピングモーター制御基板
-模型用遊星ギア
準備
ローテーター1回転に何秒かかるか予め測定を行っておきます。60秒等、キリが良い秒数にセットします。
ローテーターにビームアンテナを取り付けてください。送信用ダイポールアンテナは、数波長以上離して設置
してください。できるだけ両アンテナの周囲には金属等の電波が反射する障害物が無い環境で行ってください。
手順
1. 測定レンジを設定します。VNWAソフトウエアの下部中央にある [Span = xxx MHz] をダブル
クリックしてください。
ここでは、1269MHzとしました。
Center = 1296MHz、Span = 0kHz
2. 次に測定項目を設定します。
S21 RAD. dB
3. 送信用ダイポールを、VNWA3Eの[TX Out]に、ビームアンテナをVNWA3Eの [RX In] ポートに接続します。
ローテーターのスタート位置を送信ダイポールに向けます。
4.
VNWAソフトウエアの Settings -> Sweep を開きます。
Sweep時間を、ローテーターの1回転と同じ時間にセットします。
5.
[Single Sweep] ボタンをクリックして信号を受信します。
画面左上の数字をダブルクリックします。
次の表示が出ますので、信号の最大値が、一番外枠の円からはみ出さないように、
[Center Level]の値と、各円のゲイン間隔 を調整します。 又、ローテーターを微調整し、
ゲインが最大のところに測定開始位置をセットしてください。
6. 準備が完了しましたら、[Single Sweep] ボタンと、ローテーターのスタートボタンを一緒に押して
ください。 下記の測定結果が得られました。
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