WinradでUSBシンセサイザーを使う方法
(粗同じ方法でHDSDRでも使用可能です。)

SDR受信機(Softrockシリーズ、CQ誌付録SDR基板等)は、
USBシンセサイザーを使用することにより、周波数を連続
カバーすることが可能です。

まず、Winradをダウンロードしインストールしてください。使用方法に関しま
しては 弊社では一切サポートできませんので、各自英文マニュアルをお読
みください。

http://www.winrad.org/

1.以下のサイトから、最新の[V0.10 ExtIO_Si570.dll]をダウンロードして、Winrad
   と同じフォルダーに入れてください。
   http://home.ict.nl/~fredkrom/pe0fko/ExtIO_Si570/

2.Winradを起動してください。左上の[ShowOptions]→[Select Input]を開き、
   [SoftRock V9.0 Si570]をチェックしてください。

      
      Softrockと使用する場合は、[Swap I and Q channels]にチェックが必要です。
      尚、Winrad V1.50では、仕様変更になり、毎回手動でチェックする必要がございます。 

3.キーボードの[H]キーを押すと、以下のメニューが表示されます。
     

4.[Si570]タブをクリックして、発振させる周波数レンジを決めてください。SDR
  受信機の場合、4倍の周波数が必要です。Si570のメーカー保障値は、
  10MHz〜160MHzですが、概ね3.5MHz〜200MHzまで発振させること
  ができます。
     

5.[LO]タブをクリックしてください。倍率は通常は[4]にしてください。
  ISDR-136-KIT/ISDR-500-KITで使用する場合は、64にしてください。
     

6.BPFタブをクリックしてください。オートBPFを使用するには、[Enable]をチェックしてください。
  ここで、テストもできます。Band 0 - 3 をクリックすると、右に設定されたバンドにBPFが
  切り替わります。通常の場合は、この設定でOKですので、数字は弄らなくても問題ござい
   ません。 ISDR-136-KIT/ISDR-500-KITの場合は、チェックしないでください。
     

.他のSDRソフト(RockyやPowerSDRなど)では、前述のBPF切替機能を使用することができません。
   その場合は、まず最初にUSB-SYNTHに載っているAttiny45を下記のファームウエアに書き
   替える必要があります。(Firmware Version 15.11)
   http://home.ict.nl/~fredkrom/pe0fko/SR-V9-Si570/

 
  ファームウエアの書き替えが済みましたら、[ABPF]タブをクリックして、[Enable]をチェックしてください。
   前述の[BPF]の[Enable]は、チェックを外してください。周波数のチェンジオーバーポイントは、このまま
   で問題ありませんので、そのままにしておいてください。この設定により、Rocky及びPowerSDRでも
   Si570の周波数が下記のチェンジオーバーポイントに達すると、オートBPFキットが自動的に切り替
   わります。 ISDR-136-KIT/ISDR-500-KITの場合は、チェックしないでください。
     

  

8.周波数がズレている場合は、WWV等を受信しながら以下の操作を行ってください。
   [H]キーを押してメニューを開き、[Calibrate]タブをクリックして下記の画面を呼び出して
   ください。[Tuned]が現在表示されている周波数です。[Real]に実際の周波数を入力
   して、[Calibrate]ボタンをクリックすると、キャリブレーションが行われます。
     
 

.[Hide]ボタンをクリックしてメニューを終了して、受信を開始してください。