USB-SYNTH-136IFをインピーダンスブリッジの信号源にする
USB-SYNTH-136IFの74HC4060からの出力を使用して136kHz帯用のインピーダンス
ブリッジを作ることができます。
回路は下記の通り簡単です。部品さえ揃っていれば30分程で完成させる
ことが可能です。メーターには、1μA程度が読み取れる精度の電流計か
デジタルテスターを使用することができます。
動作確認
アンテナの代わりに、50Ωの抵抗を接続してメーター(デジタルテスタのμAレンジを使用)で
電流を読み取ると、電流がほとんど流れないことを確認します。又、参考の為、75Ω、25Ω等の
抵抗を接続した場合にどれくらい電流が流れるかを記録しておくと、実際の使用時に計測された
電流から、アンテナのおおよそのインピーダンスを推測することが可能です。
使用方法
USB-SYNTH-136IFを信号源として起動します。USB_Synth.exe ソフトを起動し、136kHzもしくは、
測定するアンテナの中心周波数にUSB-SYNTH-136IFの出力周波数を合わせます。制御ソフトで
周波数を上下させることにより、ディップ点がわかりますので、ズレている場合は、L、C等で調整し
希望周波数にディップ点を追い込むことが可能です。
可変周波数
74HC4060の特性により、110kHz〜470kHz程度です。更に下まで測定される場合は、74HC4060
の分周を1/32から1/64(4番ビン)に変更することにより、60kHzぐらいまで下げることができますが
上限は200kHzぐらいまでになります。