IDAS ICAS Enterprisis IDAS division go to ICAS Enterprisis
IDASホーム プロダクツ ショッピング 製品サポート 問い合わせ

IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9H
52mm 10,000円 別途消費税
*、本フィルターは、溶解が難しい特殊ガラスを使用しており、研磨後の外観に微小な点状欠陥が発生する場合がございますが、
   光学的に殆ど影響ありませんので、ご了承ください。
IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9H は、太陽の眼視観測を安全に行えるよう、安全性を徹底的に追求した、従来にないNDフィルターです。
可視光の Otical Density(光学濃度=D)は5.2で露出倍数で140,000倍を意味し、太陽像を晴天白昼の地上程度の明るさに減光し、更に、目に有害な紫外線を平均1/1億以下(D8以上)に、熱線赤外域を平均1/10億以下(D9以上)に減衰させます。
つまり、
IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9H を使用する事で、満月より1等級明るい太陽像を見ていても、満月より何千倍も安全な太陽像になります。

更に、IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9Hの特徴は安全性だけではありません。
例えば、アルミ蒸着タイプの太陽眼視観測フィルターではコーティングの反射率が極めて高く、ゴーストによるコントラストの低下に極めて不利ですし、アルミコーティング時に発生するピンホールによりコントラストの低下があります。
IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9Hでは、ゴーストを低減する為の表面反射防止はもとより、コントラスト低下の要因となるフィルター基板内面の繰り返し反射を抑える反射防止加工を施し、クリアな視界を確保します。
また、本フィルターの製造環境では元々ピンホールの発生要因は殆どありませんし、もしピンホールが発生してもピンホールキャンセリング設計で製造しますので、コントラストの低下が無く、クリアな視界を確保します。


眼視観測での使用上の注意
 *本製品は必ず対物レンズの前方にしっかりと装着してください。
 *本製品の光学的な精度は、カメラ用フィルターと同程度です。高倍率の観測には向きません。
 *本製品を装着しても太陽像が眩しい場合は、
   アイピースや天頂プリズム等の2インチスリーブに、市販の48mm径NDフィルターを装着し、ご使用ください。


撮影に際する使用上の注意、及び、ヒント
 *本製品は必ず望遠鏡の対物レンズやカメラレンズの前方に装着してください。
 *本製品の光学的な精度は、カメラ用フィルターと同程度です。高倍率の観測には向きません。
 *快晴時の、太陽高度とシャッタースピードの目安は以下の通りです(光学系のF8、ISO200の場合)。
   90゜ 1/2,000 、 45゜ 1/1,400 、 30゜ 1/1,000 、 20゜ 1/700 、 15゜ 1/500
 *ホワイトバランスは任意に補正してください。
NDフィルターの光学濃度(Optical Density、通称D)特性です。
縦軸は濃度の対数表示で、1多くなる毎に透過率が1/10になります。
横軸は光の波長をナノメーター(nm)で表示しています。
波長約400〜約780nmが可視域で、目の感度が高い可視域は大凡420〜650nmです。
約700nmから長波長は徐々に熱線赤外域になります。
IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9Hの、430〜約660nmの可視域のDは5.2(1/140,000の光量)で、800〜2,600nmの熱線赤外域の平均Dは9以上(1/10億以下)、2,600〜4,000nmの赤外域で平均D8以上(1/1億以下)です。
眼視用として世界的に使用されているアルミ蒸着D5フィルターでは可視光に近い800〜900nmにかけてD4に近い低濃度域があり、この領域では満月の20〜30倍近い明るさですから、観測を終えた後で幻覚的な残像がしばらく残る可能性が有ります。
また撮影用の標準的なD5フィルターでは長波長にかけてどんどん低濃度になっていきますので、眼視用途での使用お勧めできません。
IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9Hはそれらフィルターに比べ熱線赤外域の平均透過量は1/10,000〜1/100万になっています。
安心して太陽の眼視観測が出来ます。

次に、NDフィルターの紫外線域の詳細です。
波長400nm未満が紫外線となります。
従来のアルミ蒸着タイプを含むD5フィルターの太陽の減光率は、可視光を晴天地上の明るさ程度に減光させていて、この減光特性は紫外線域でもほぼ一緒です。
しかし、地上の紫外線は可視光よりも吸収散乱が多いので、従来のD5フィルターで見た太陽からの直接紫外光は雪景色の紫外線量に匹敵します。
雪景色でなくても晴天時の紫外線量はかなりきついです。ですので、太陽の眼視観測用の減光フィルターは、紫外線の減衰量を少なくとも可視光の10倍以上にする必要があります。
IDAS UHB-RS ND Filter D5.2V D8U D9Hの紫外線の透過率は平均1/1億、可視光D5.2の透過光量に比べても平均で1/1,000以下になっていますから極めて安全です。
(*設計者より一言。・・・業界関係者より稀に次のようなことを聞く時があります・・・「対物レンズにフリント系のガラスが使われているので紫外線はカットされている」と・・・。しかし、屈折式天体望遠鏡の対物レンズに通常使われることの多いフリント系、重クラウン系、ランタンクラウン系、クルツフリント系の各ガラスでは350nmの紫外域でも透過率は数10%あります。紫外吸収率が高い重フリント系のガラスでさえ370nmの透過光率が数〜数10%近くに達します。反射式屈折式を問わず天体望遠鏡は紫外線をカットしていないと考えた方が安全性を考える上で重要です。)


ギャラリー
BORG 50FL + E-PL1 1/1600″ at ISO320  HUTEC / ISHIKAWA


IDASホーム プロダクツ ショッピング 製品サポート 問い合わせ


All Copyrights Reserved by ICAS Enterprises