HDSDRの簡易使用方法    (2017年7月31日時点)
                    Prepared by ICAS Enterprises
ご注意: 
弊社としましては、ハードウェアの提供のみであり、特定のソフトで
動作しない場合のサポートはできかねますので、ソフトウェアのイン
ストール、使用に関しましては、各ユーザー様の自己責任で行って
ください。


接 続
SDRplayのAPI及びExtIOをインストールした後、SDRplayとPCをUSBケーブルで接続
してください。ドライバーがWindowsにより認識された後、HDSDRを起動してください。

起動時のExtIO選択
HDSDRを最初に起動すると、複数のExtIOがインストールされている場合は、以下の
画面が表示されます。「ExtIO_SDRplay.dll」を選択してから「開く」をクリックします。

RSP2用のExtIOが1個しかインストールされていない場合は、直接メイン画面が開きます。


●最初にHDSDR画面が表示されると、以下の画面が表示されます。
(若しくは、表示されない場合はメニュー画面の「Soundcard(F5)」をクリック
してください。)
「RX Output (to Speaker)」欄で、実際にHDSDRからの受信音を出力する
サウンドデバイスを選択してください。(他の欄は、そのままでOKです。)
受信出力デバイス選択後、「OK」をクリックしてください。
再生用サウンドデバイスが1個のみのWindows環境では、なにもしないで
そのまま「OK」をクリックしてください。




HDSDR全体の画面



■HDSDRのスタート方法
HDSDRをスタートさせる為には、メインメニューの「Start [F2]」ボタンをクリックします。


■HDSDRのストップ方法
HDSDRをストップさせる為には、メインメニューの「Stop [F2]」ボタンをクリックします。
HDSDRソフト全体を終了するには、「Exit [F4]」をクリックしてください。




■同調方法
同調方法には、次の方法があります。
A. 局発周波数を変更して、希望周波数に合わせる。
    カーソルを、希望する桁に合わせて左右にクリックします。
   もしくは、そのままの状態でマウスホイールを前後に回転させます。
   「LO」上で右クリックすると、周波数をロックすることができます。

B. 同調周波数を変更して、希望周波数に合わせる。
   カーソルを、希望する桁に合わせて左右にクリックします。
   もしくは、そのままの状態でマウスホイールを前後に回転させます。
   「Tune」上で右クリックすると、周波数をロックすることができます。

C. 周波数スケールをドラッグして、希望周波数に合わせる。
   周波数スケール上にカーソルを合わせ、左ボタンを押したまま、
   左右にドラッグします。

D. Tune周波数垂線(赤)をドラッグして、希望周波数に合わせる。
   赤垂線上にカーソルを合わせ、左ボタンを押したまま左右にドラッグ
   します。




■音量・AGCスレッショルド調整
A. 左右にスライドさせて音量を調整します。

B. 左右にスライドさせてAGCスレッショルドを調整します。


■ウォーターフォール、スペクトラム画面調整(メイン/サブ共通)
1. ウォーターフォールの輝度調整。左右にスライドさせます。
2. ウォーターフォールのコントラスト調整。左右にスライドさせます。
3. スペクトラム画面の解像度調整。<>をクリックして調整。
4. FFTのアベレージ調整。ドロップダウンから選択。
5. dBスケールの範囲を調整。左右にスライドさせます。
6. dBスケールの最低線を調整します。左右にスライドさせます。
7. スペクトラムの表示範囲を調整します。左右にスライドさせます。
8. 両画面の速度を調整します。左右にスライドさせます。



■モード設定ボタン

AM: クリックするとAMを受信できます。
ECSS: クリックすると、同期検波でAMを受信できます。全波、USB、
      LSBの順に設定が変わります。
FM: クリックすると、FMが受信できます。ワイドFMを受信するには、
   「Bandwidth [F6]」を開き、「Output」を「192000」に設定し、
   「FM-BW」スライドバーを一番上にしてください。ナローFMは、
    スライドバーを下に下げ、20000近辺に設定します。   
    
LSB: クリックするとSSBのLSBを受信できます。
USB: クリックするとSSBのUSBを受信できます。
CW: クリックすると、CWが受信できます。
DRM: DRMデコーダーに出力する場合に用います。


■サブスペクトラム画面における受信帯域(フィルター幅)の調整
左右に赤い線が表示されています。どちらかの線上にマウスのカーソル
をあわせますと、カーソルが「+」から「⇔」に変化しますので、その状態
でマウスの左ボタンを押したまま左右にドラッグして、受信帯域(有効
フィ
ルター幅)を調整してください。



■Sメータ&スケルチ
スケルチを動作させる為には、マウスカーソルを希望する信号レベルの
目盛上に移動させ、左クリックします。OFFにする場合は、目盛ゼロのと
ころで左クリックしてください。又、Sメーター上で右クリックすると、自動的
にスケルチレベルを設定してくれます。


メニュー


■Soundcard [F5]
出力するサウンドデバイスを変更する場合は、「RX input (to Speaker)」
欄で、希望するデバイスを選択後、「OK」をクリックしてください。



■Bandwidth [F6]
ワイドFMを受信する場合以外は、通常は「1200」の設定で構いません。


■Options [F7]

●Select Input
SDRplayで使用する場合は、変更の必要はございません。

●Visualization
画面のデザイン配色等を変更できます。通常は変更の必要は
ございません。必要があれば、お好みに合わせて変更してください。

●Input Channel Mode for RX
通常は変更の必要はございません。受信状態がおかしい場合は、
「I (left) / Q (right) にチェックが付いているか確認してください。

●Output Channel Mode for RX
通常はディフォルトの「AF Both channels」の設定でご使用ください。

●Input Channel Calibration for RX
I/Q信号のバランスを校正します。局発(LO)周波数をはさみ、本来なら
受信しないはずの信号が、真信号の反対側に強く見える場合があります。
AmplitudeバーとPhaseバーを交互に使用して、イメージが最弱になるよう
に調整します。 Raw - 粗い、Fine - 細かいステップになっています。
尚、DC(LO周波数のスパイク)を消す為には、「RX DC Removal」ボタンを
「Auto」にしておくと効果的です。



●Swap I and Q Channel for RX Input
通常はそのままでご使用ください。左側にチェックマークが付いている
場合は、I/Qが反転していますので、クリックしてチェックマークを外して
ください。

●Misc Options

◇Autostart
チェックすると、次回起動時から「Start」ボタンをクリックしなくても、
自動的に受信が開始されます。

◇set LO <-> Tune Offset
通常は使用しませんので、そのままにしておいてください。

◇S-Meter calibration
Sメータの校正画面です。SGから既知の信号強度を入力し、該当の目盛
上で左クリックします。右クリックで終了します。一度校正に失敗した場合は、
Shiftキー+Homeキーを同時に押してください。

◇Lock Volume
通常は、ある音量出力レベル以上になると、自動的にVolumeスライダー
が左側に移動して音量を抑えてくれます。「Lock Volume」をチェックして
有効にすると、自動的に大音声を低くする機能が停止します。

◇Show Time in UTC
表示されている時計の時間をUTC表示にします。

◇Normal Process Priority (default) / High Process Priority
HDSDRも他のソフト同様に処理するのか、それともHDSDRを
優先的に処理するかを選択します。(左側に●マークが付きます。)

◇Show Status
現在の状況が表示されます。


◇Reset to factory Settings
初期状態に戻します。


●Mouse Wheel


◇Directional Default / Direction Inverted
マウスホイールの回転動作を切り替えます。

◇Mode: Tune / Mode: LO
マウスホイールを回転させて場合、同調周波数(Tune)を可変する
のか、 局発(LO)を可変するのかを選択します。

◇Step
マウスを回転した場合の周波数ステップを選択します。


■RF Front-End + Calibration

◇SDR hardware coupling
通常は「SDR hardware connected to antenna (default)」のままに
してご使用ください。

◇LO Frequency calibration (局発周波数校正)
既知の周波数に「Tune」で同調します。(CWモードが適しています。)
実際正確な周波数を、右欄の「Correct Tune Frequency [Hz]」に入力
してから、「Calculate」をクリックしてください。周波数校正が完了します。
再度行う場合は、「Reset」でリセットしてから、再度同じ手順を行ってく
ださい。


■Recording Settings and Schduler
受信録音のスケジュラ−です。


■DDE to HDSDR
通常は使用しません。(上級者向け)


■Cat to Radio (Omini-Ring)
通常は使用しません。(上級者向け)


■Cat to HDSDR
通常は使用しません。(上級者向け)


■TX (送信)
SDRplayは、受信専用ですので、この項目は関係ございません。

HDSDRのインストール方法は、こちらのリンクが参考になります。
http://icas.to/sdrplay/hdsdr/index-hdsdr-rsp1&2.htm


===END===



戻る