RSP1/2 + HDSDRで HRO(流星観測)ソフト(MROFFT)を使用する設定方法
本頁では、RSP1/2受信機 + HDSDRの組み合わせで、MROFFT (流星観測)ソフトを使用する方法を説明致します。
すでに RSP1/2 + HDSDRは稼働状態であることを前提にしていますので、未だ動作確認されていない場合は、
こちらのリンクから稼働状態にしてください。
http://icas.to/sdrplay/link.htm
●MROFFT以外に、下記のソフトウェア VB Audio Cable が必要です。ダウンロードしてインストールしてください。
http://vb-audio.pagesperso-orange.fr/Cable/
●VB Audio Cable の設定方法
Windowsのサウンドプロパティー(ツールバーのスピーカーマークを右クリックをし、「録音」
デバイスを選択後、
録音タブから VB-Audio Virtual Cable 上にカーソルを合わせて
右クリックします。「規定のデバイスとして設定」をクリックします。
次に、VB-Audio Virtual Cableをダブルクリックすると、以下の画面が開きますので、
詳細タブを選択して、「2チャンネル、16ビット、48000Hz (DVDの音質)」
を選択して
「OK」ボタンをクリックします。
これで、Windows側の設定は完了しました。
●HDSDR側の設定
Menuの「Soundcard (F5)」を開き、「RX Output (to Speaker)」欄で、「CABLE Input VB-Audio Virual C」
を選択して、「OK」をクリックします。
次に、Menuの「Bandwidth (F6)」を開き、「Output」欄で、「12000」
を選択して、右上の「x」をクリックして
閉じます。
これで、HDSDR側の設定は終了しました。
●MROFFTの設定
MROFFTを下記リンクからダウンロードします。
http://www.nap.jp/michi/meteor/mrofft/index.html#i2
ZIPファイルをダウンロードしましたら、適当なフォルダーに解凍します。
MROFFT.exe をダブルクリックすると、下記の画面が立ち上がります。
画面上で右クリックすると、下記のメニューが開きますので、「設定」をクリックします。
下記の設定画面が開きます。
■Signal Level
画面に表示される信号の濃淡を調整します。
■f1(high/f2(Low)
画面に表示される信号の周波数範囲(オーディオ周波数)を設定します。
通常はそのままの値で構いません。
f1(high)=1100Hz, f2(Low)=800Hz
■起動時に観測を開始する
チェックすると、MROFFTソフトを起動した場合、直ちにMROFFTが動作を開始します。
■PNGファイル名
この欄に入れた文字が、10分間隔でキャプチャーされるPNGファイル名の
先頭に付加されます。ソートを行う場合等に便利な頭文字を入れてください。
これで、MROFFTの設定が完了しました。
実際の使用方法
MROFFTが実際に動作しているか、確認を行います。
SG(信号発生器)があればそのまま確認できますが、無い場合の確認
方法です。
HDSDRを起動し、ModeをUSB、Tuneを 9,999,000 Hz に設定します。10MHzの
基準電波の周波数から1,000Hz 引いた周波数に設定してください。10MHzの
基準電波が弱い場合は、周波数が分かっているAM放送局でも、Tuneに1kHz低い周波数
を設定することで利用可能です。
この設定により、VB-Audio Cableから出力されるオーディオ周波数は 1,000Hz になります
ので、MROFFTには、下記のように 1,000Hzのところに信号が継続して表示されます。
これで、動作確認が完了しましたので、実際の受信を開始します。
HDSDRのTuneを 53,749,100 Hz に設定します。常時送信しているビーコン局(
福井工業高等専門学校
)
の周波数は
53,750kHz ですので、流星が発生するとその差の 0.9kHz前後に信号を受信することができます。
実際の受信例:
==End==