RSP1/1A/2/duo/dx + HDSDR + トランシーバー+HRDのDDE連動方法 
(2022年9月12日時点 - HDSDR V2.81 Beta6)

                      Prepared by ICAS Enterprises

RSP1/1A/2/duo/dx + HDSDRの受信機セットと、市販トランシーバー+Ham Radio Deluxe (HRD)のDDEによる連動方法を説明します。

概要図




事前準備

トランシーバーとHRDは既にOMINI-RING経由で連動されていることが必要です。
設定に関しましては、各社トランシーバー及びHRDのユーザーマニュアルを参照願います。
HDSDRとRSPは、すでにインストールされ、単独で動作していることが必要です。


1. HDSDRのDDE設定方法 (IF出力をRSP1/1A/2/duo/dxに接続)
1) HDSDRを起動し、Options -> RF Front-End Configurationを開きます。

●[SDR on IF output, which is controlled]
上記に、
チェックを入れ、ドロップダウンリストより[by HRD (DDE)]を選択してください。

●Sync Mode
以下、希望する動作を選択します。希望動作にチェックを入れてください。
-Full sync in both directions (両方向完全同期)
-Independent Tune in HDSDR (HDSDR側単独のTune)
-Independent Tune, but sync on external change (HDSDR側単独のTuneで
はあるが、トランシーバー側の周波数変更に伴いHDSDRのTune周波数も変化)
-Full sync, except LO (LO以外は完全同期)

●IF-Frequency
ご使用のトランシーバーのIF周波数を入力しますが、本例では10000Hzを実際の
IF周波数に加えています。ここでは、TS-440Sの例を示しています。
1st IF TS-440S -> 45,050,000Hz + 10,000Hz = 45,060,000Hz
TS-440Sの第一IF周波数は、45,050,000Hzですが、RSP1/1A/2/duo/dxとHDSDR
のセットの場合、 中心周波数(LO)にスパイクが発生する場合があり、敢えて10,000Hz
中心周波数よりズラすことにより、スパイクの影響を排除しています。

●Global Offset:
通常は 0 で構いません。

●Additional Offset per Mode in Hz
ここでは、トランシーバーのIFフィルター中心周波数と局発との差を入力します。
実際CAT連動を動作させながら微調整を行ってください。 最初は大凡の値を入力
しておきます。 (単位は Hz です。)
例:
LSB: 11500 (10,000 + 1500)
USB: 8500 (10,000 - 1500)
CW: 9200 (10,000 - 800)
必要に応じて他のモードの値も入れてください。
ご注意: 本例では、TS-440SのIFがアップコンバージョンとなっていますので、
LSB/USBが反転した値になっています。

●Mirror RF Spectrum in general
本例では、IFがアップコンバージョンになっていますので、ここに必ずチェックを入れて
ください。(チェックを入れないと、HDSDR側ではUSB/LSBが反転します。)

上記設定後、[OK]ボタンをクリックし、本画面を閉じてください。


2) 次に、Options -> DDE to HDSDRを開きます。

DDE format: [HRD]にチェックを入れます。
Sync Type: [Tune]にチェックを入れます。
Status: [connection failed :(]と表示されています。この状態ではHRDに接続されていません。
[Manual connect]をクリックしてください。


[connection ok:)]と表示され、トランシーバー+HRD+HDSDRが連動状態になりました。

2. HDSDRのDDE設定方法 (RX OUT又はアンテナスイッチを使用してRSPに接続)
1) HDSDRを起動し、Options -> RF Front-End Configurationを開きます。

●[SDR hardware connected to antenna (default)]
上記に、チェックを入れてください。(通常HDSDR使用時の初期設定値)

チェック後、[OK]ボタンをクリックし、本画面を閉じてください。


2) 次に、Options -> DDE to HDSDRを開きます。

DDE format: [HRD]にチェックを入れます。
Sync Type: [Tune]にチェックを入れます。
Status: [connection failed :(]と表示されています。この状態ではHRDに接続されていません。
[Manual connect]をクリックしてください。

[connection ok:)]と表示され、トランシーバー+HRD+HDSDRが連動状態になりました。


重要事項:
HDSDRは、必ずトランシーバーとHRDが連動動作していることを確認後に起動してください。


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