RIB-IC9700-LB
IC-9700用Reference Injection Board の取り付け方法/セットアップ方法
Prepared by ICAS Enterprises
IC-9700用リファレンスインジェクションボードの取り付け方法
1.IC-9700の電源をOFFにし、接続されているケーブルを全て取り外します。
2.IC-9700を逆さまにし、12本のネジを取り外します。正しいネジ形状のドライバーを使用してください。横面 3本 x 2、底面 6本
3.下側カバーを取り外します。
4.付属のSMA-SMAケーブルを使用する場合は、
「REF IN 10MHz」と記されたSMAコネクターを取り外し、その先のU.FLコネクターを基板から取り外します。若しくは、U.FLコネクターの取り扱いに慣れていない場合は、SMAコネクター、ナット、ワッシャーをビニール袋に入れ、シャシー内部の空いているところにしっかりとテープで固定してください。空いたSMAの穴には、付属のSMA−SMAケーブルの片側を取り付けます。
U.FLコネクターの取り扱いに慣れている場合は、SMAコネクターはそのままにし、その先のU.FLコネクターだけを外してください。後でインジェクションボード上のU.FLコネクターに接続します。
5.下図の10と11の間にある黒いカバーを抜き取り、空きスペースにしっかり貼り付けてください。
6.上図のネジ10と11を取り外し、インジェクションボード上にある穴にねじ込んでください。(ネジをなくさない為)
7.下図の様にインジェクションボードを付属の長めのネジで10と11に固定してください。
8.付属のSMA-SMAケーブルを使用する場合は、SMAコネクターを基板上のSMAコネクターに接続してください。
IC-9700のオリジナルSMA-U.FLケーブルを使用する場合は、インジェクションボード上のU.FLコネクターに差し込んでください。
9.下側カバーを元に戻し、12本のネジで固定します。これで取り付け作業は完了です。
IC-9700用リファレンスインジェクションボードのセットアップ方法
1.GPSDOユニットの出力周波数を 49152000Hzにし、出力をフルパワーである 32mA に設定してください。(PLLがロックされていることを確認してください。) *GPSDO-LBE-1420の場合は、出力のオプションがございませんので、出力を設定する必要はございません。
2. IC-9700裏面パネルのREF IN 10MHzと記されたSMAコネクターとGPSDOユニットの出力を接続してください。GSPDO-LBでは、BNC(オス)-SMA(オス)ケーブルが、GPSDO-LBE-1420では、SMA(オス)-SMA(オス)ケーブルが必要です。
3.IC-9700の電源をONにします。5-10分間ウォームアップしてください。
4.SSBモードにし、比較的安定しているCWもしくはSG出力を受信し、ウォーターフォール上で確認できる状態にしておいてください。受信周波数は、キャリアの1kHz下に設定し、バンドスコープ上の1kHzライン付近にキャリが来るように設定します。
1200MHz帯で基準信号が得られない場合、GPSDO-LB(2ポート)を使用することにより、ポート2で下記の設定をすることで、13次高調波を基準周波数として使用可能です。
98304000Hz x 13 = 1277952000Hz = 1,277.952MHz
5.外部同期が完了後、バンドスコープで1kHzラインにぴったりとキャリアが重なっていることを確認してください。
6.これでGPSDO-LB/GPSDO-LB-MINIとの同期が完了しました。
参考動画
https://youtu.be/S4yGdaiYMM0 - Youtube
https://youtu.be/WLWJ3glCihU - Youtube